ヒューガルデンはどうなる?&Kenjiの苦労
08/08/22
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昔は禁断の果実というビールがあってね・・・
なんて話になるのでしょうか
個人的に
左のグランクリュが飲めなくなるのは
辛い
Osakayaではまだ暫く大丈夫ですよ!
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時々涼しい日があったりして、
こうして秋になっていくのかなぁなんて感じます。
ところでご存知の方も多いと思いますが、
来月からインベブ社のベルギービールのインポーターが、
小西酒造からアサヒビールに変わります。
小西酒造は20年もヒューガルデンを売ってきた訳ですが、
なぜ変わるかと言うと、
単純にインベブ社が売上げを伸ばしたいと思っているからでしょう。
小西とアサヒとでは販路が違います。
北海道から沖縄までの酒屋でスーパードライの無い酒屋はありません。(Osakayaには無い)
極端ですがこの全店の酒屋にヒューガルデンを6本ずつでも置いたら、
それだけでも莫大な数量になります。
世界最大手のビール会社・インベヴ社にとって
小西酒造の販売数では物足りなかったということでしょう。
(僕は小西酒造が頑張ったからここまでベルギービールが認知してもらえるようになったのだと思います)
アサヒにとってもそうそう楽ではないと思います。
やはり売りたいのはスーパードライ。
に対してヒューガルデンは正反対(?)の商品。
同じ営業マンがこの二つを同時に売っていくって大変なのではないでしょうか。
本気で売るには別の部署を作ってそこが売ると。
でもそうまでしないでしょうね〜。
さてさて問題は輸入業者が変わることによって販売店や消費者にどのような影響を与えるのでしょうか。
第一に9月からヒューガルデングランクリュと禁断の果実の輸入が無くなります。
この2アイテムはアサヒに受け継がれることなく日本では終売となります。
9月1日以降小西から出荷されることはなく、
残った物はインベヴに送り返すそうです。
問屋さんや酒屋の在庫が終わったらもう飲めなくなります。
本当に寂しい・・・
なぜこれらを輸出しないかというと、
早い話、大量に売れるものを大量に売って、そんなに売れない物は効率を考えて却下、的な考えだと思います。
そんな考えでベルギービール売ってどうする!と怒りたくもなりますが、
怒ったってどうにもならないのでパス。
もう1アイテムヒューガルデンホワイトの大瓶も輸入されなくなります。
あっ、ということはグランクリュや禁断の果実のグラスも今後入手することはできなくなる。
ホントにえらいこっちゃです。
ヒューガルデンホワイトのグラスは販売するらしいです。多分。。。
もう一つ心配なのが輸入方法。
ですが、どこまで書いていいやら・・・
想像の域なので今回は止めます。
アサヒビールには小西酒造と変わらない品質優先の輸入をしてくれる事を心から願います。
。。。。。。。。。。。。。。。
先日ブラッセルズのKenjiと久しぶりにゆっくり飲みました。
いやぁよく飲んだ。
久しぶりにたくさん飲んだので記念に記します。
新宿 カフェ・ヒューガルデンにて
ヒューガルデン・ホワイト樽生、新入荷 Hercule Stout 小瓶。
以下2人で大瓶を、モアネット・ブロンド、ボンヴー、ベルイユ。
神楽坂 ブラッセルズに移動して、
大瓶のサンフーヤン・トリプルを飲んで、
とっくに閉店してるにもかかわらず、
Kenjiがヒョコヒョコ歩き出し、
冷蔵庫からラデール・ブロンドを取り出した時には店長の鵜飼さんも
「これからですか・・・」
とほとんどあきらめモード。
4時近くまで居座って帰ったのでした。
とにかくこのKenji、
ベルギービール界の草分けといいますか、
現場レベルでは間違いなくトップの人間です。
そんな人と飲むのですから心してかからなければなりません。
ベルギービール界の裏ネタやベルギー人についてのネタも尽きませんが、
輸入の苦労話も笑えます。
教えてもらったKenji苦労ネタです↓
ビールが日本に到着して税関を通るには何が何ケースで何が何ケースでと、
またビールの他に販促物がこれだけ来てとすべて申告しておかなければならないそうです。
しかし、現地の人が気を利かせて特製のTシャツなんかいれてくれてることがあるそうです。
元々は変な人間、生物が混入してないか調べるX線に申告されてないものが写ると、さあ大変!
税関に呼び出されて、
荷物を特別なとこに移して、に何万円、
荷物を開けて、に何万円、
荷物を調べて、に何万円、
荷物を運ぶ車を別に手配して、に何万円。
結局頼んでも無いTシャツ5枚に十何万円だとか。
泣けてくる・・・
それが普通に必要の無いコースターだったりすることもあるそうで・・・
輸入の苦労、
いやベルギー人と付き合う苦労は計り知れません。
これからも美味しいビールをよろしくお願いします!