ユーロ酒場ひとり旅日記(9) 不思議な街ディジョン
08/02/23
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ブルゴーニュのワイン村マップ
下から電車で登って行き、
一番上のディジョンに到着。
車窓は葡萄葡萄葡萄葡萄・・・
細かく言うと収穫済みでした。
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10月6日(水)
さあブルゴーニュへ、待ってました、ワインの旅!レンヌからリヨンまで4時間。朝9時発の特急列車で出発。こちらの朝は9時過ぎてようやく日が射してくる。車窓は一面霧の中でおぼろげで、木と建物はどこまでも美しい。リヨンに近づくにつれ高度も高くなり雲が目の前に。ここはどこ?天国へ向かっているような、どんより暗く重苦しい。
リヨンは大雨。これじゃホテルも探せない。予定を変更して在来線で北へ2時間、ボーヌへ。駅名がほとんどワイン産地名でそれだけでなんかワクワク。しかしどこまで行っても辺りは葡萄畑のみ。ボーヌもスルーして、ディジョンに着いたのが夕方4時。ふ〜。
ディジョンのインフォメーションのお姉さん達は不親切で、またバックパッカーが来たわよなんてひそひそ言ってる。感じワル〜。しかも自分でホテル取れとパンフレット渡された。自分で探せないから相談に来てるのに。しかし運良く最初に飛び込んだホテルで2泊キープ。カードで支払い済ませて、ともかく一番安心する瞬間。さて何食べよう。街に出て歩くが掴みどころが無い街だ。パリに次いで何番目かの都市だから人々はここに集まると思うのだけど生活感無いし、かといってワイン産地ブルゴーニュのそばで世界から観光客がたくさん来そうなものなのに静か。雨で更に街が暗く見えてしまう。レストランに入る前にブルゴーニュの最高のワイン、ジュブレ・シャンベルタンとチーズを購入。そして食事だけどレストランが見当たらない。ここだ!と思ったとこには「一人はダメよ」と断られ、しょうがなく当たり障りのない店へ。チキンのクリームソース煮。パスタとポテトは要らないって行ったのにパスタとポテトがきた。ワインは1本飲むって言ったのにハーフが2本きた。最後まで訳の解らない店だったけどワインもフル1本分の値段で請求され良心的だったのがまた不思議。
帰りに凄く盛り上がってるクラブ発見して中へ。人がグチャグチャ。踊ったり喋ったり。俺は鬼のようなスピードで注ぎ捲くる店員さんをカウンターで眺めながら久しぶりのテキーラ&トニック。新宿3丁目が懐かしい。ホテルに帰っても興奮気味で眠れなくなってしまって、先程買ったワインを1杯。あぁジュブレ・シャンベルタン!ブルゴーニュに乾杯!・・・至福の時が・・・何だこれは・・・変だ・・・美味しくない・・・いや、不味い・・・体が痺れる・・・うー・気・持・ち・わ・る・い・〜 zzz