店長の雑記帳。
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ユーロ酒場ひとり旅日記(6)  パリ そして夢のロンシャン

08/01/03

10月2日


 早起きしてブリュッセルからパリへ。電車の中で若いアメリカ人ツーリスト達がワインを開けて大騒ぎ。ワインの入った紙コップを持ってトイレに行く途中Ladyのコートに赤ワインかけてしまいLadyは激怒。USAは謝ってクリーニング代渡そうとしてたけど本当に最悪。ダメだ、こいつら。


 午後パリに到着。パリは物価高そうで恐怖。Hotelは今までで一番高かったけどまずは予約とれて良かった。この部屋ツインだから2人で泊まれば半額で済む。もったいないよな。さて2度目のパリ。目的はないので、歩き回ってパリの凄さを探してみることにする。今日は土曜でとにかく人が多い。北駅からオペラ座、サンミッシェルへと、いろんな人間がいるもんだ。正に人種のオンパレード。オリンピックで戦う選手の気持ちになる(?)。パリを制覇すると自分に言い聞かせながら歩いた7時間半、いや歩くしかすることがなかった7時間半。何も食べてない。Hotelの近くで食べようと思うが例によってHotelに辿り着かない。30分かかった。手頃なBar&Brasserieに入り待望の食事。HeinekenのBig Grassで乾杯!うますぎ!食事の注文の時、このアヒルの足はどうですか?って聞いてみたら、店員さん「俺だったらアヒルを注文するよ」だって。かっちょいい。普通にパリッと焼いてあるだけだけど普通さがまたいい。ホール係りのお2人さんも1日中道先案内人。嫌な顔ひとつせず親切に説明してあげてます。この辺ひどい迷路なんだよね。最後にカウンターに移ってLeffe Blondの生を飲んで帰宅。HotelでCroix de Guilan(Buzet)5.5ユーロ。なんでもうまい。


 翌日はロンシャン競馬場へ。目指すは凱旋門賞!日本からタップダンスシティが参戦する予定だったのに断念しちゃったんだよな。凱旋門賞見れる機会なんてもう一生無いだろうし、タップの代わりに参戦しよう。地下鉄乗ってブローニュへ。そしてロンシャン。すげぇー!さすが世界最高峰のレースを迎える緊張感が漂う。まずはベンチに座って馬券の買い方研究をしてるうちに余りの天気の良さにウトウト。これだけで満足。早い時間のレース。今更研究したって当たるわけないし、パドック見てかっこいい馬の単勝で遊ぼうと5ユーロだけ買ってレース開始。あれれれれ〜?当たっちゃった!40ユーロに!いつも真面目に考えたって当たりゃしないのにこんな時に当たっちゃうんだよね。でも嬉しい!凱旋門賞までビール飲んだりブラブラと。パドックに行ってみると中に日本人がいるじゃん?あれっ?タップダンスシティと佐藤哲三だ!なぜここに?うー感激。じゃぁタップの単勝と複勝を10ユーロずつ。なかなかいいレースをして4コーナー先頭。しかし・・・ずるずると10着以下みたい。よく頑張った。いい夢見させてもらいました。


 競馬場からの帰りは最悪だった。広大なブローニュの森から抜け出せなく、しかも何処だかさっぱりわからない。近くのお店の人に聞くとあのバスに乗れ!っていうから飛び乗った。そこから見た光景は競馬場から出てきた紳士淑女達がバスに乗れず泥濘の道を靴を手にゾロゾロ歩いてる姿、満員のバスに向かってもっと詰めろとか罵声を浴びせながら。主催者が悪い。入れるだけ入れて後は知らないよって感じだ。渋滞を抜けて凱旋門からまた歩いて帰る。食事は日曜でどこも開いてなく昨日と同じ店に。今日はポークを。昨日と同じ店員さんが2人。ユーモラスで親近感沸いてきちゃった。今日もうまかったよ!